



2025年12月24日
「いつまでも若々しく、元気で過ごしたい」――そんな願いを持つ方は多いと思います。
実はそのカギを握るものの一つがお口の健康。加齢による衰えと、お口の状態は深くつながっているのです。
今回は、近年注目されているオーラルフレイル(お口の軽微な機能低下)についてご紹介します。
食事中に、「むせやすくなった」「食べこぼしが増えた」というように感じたことはないでしょうか。
オーラルフレイルとは「お口の些細な衰え」のことで、「健康な状態」と「お口の機能が低下した状態」の中間に位置します。
そして、オーラルフレイルの大きな特徴の一つが、早めに気づいて適切な対応を行うことで、元の健康な状態に戻れることです。
しかし、このような些細な衰えは「年のせいだから仕方のないこと」と軽視されがちで、そのまま放置してしまう方も少なくありません。

例えば、「噛みにくい」状態が続くと、やわらかい食品ばかりを選ぶようになります。
すると噛む筋肉がさらに弱まり、やがて噛めなくなるという深刻な機能低下に陥ってしまいます。

更に怖いのは、オーラルフレイルはお口の問題にとどまらず、全身の衰え(身体的フレイル)にもつながることです。
ある調査によると、オーラルフレイルの人はそうでない人に比べて、要介護になるリスクは約2.4倍、4年以内に亡くなるリスクは約2倍になると報告されています。
要介護に至ってしまうと元の健康な状態に戻すのは難しくなります。
「少しむせる」「食べこぼす」以外にも「口の渇き」「会話で言葉がはっきり発音できない」などの症状に身に覚えがある場合は、オーラルフレイルが疑われます。
このような些細な衰えも「年のせいだから」と軽視せず、自覚したら早めに歯科医院で相談してみることです。
歯科医院で専門的な指導を受けることで、機能改善につながり、いつまでもおいしく食事を楽しみながら、健康的な生活を送ることができます。
