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歯のコラム

2025年8月18日

今回はお口の中のちょっとした変化がもたらす「お口崩壊」についてご紹介します。

小さなむし歯が引き起こす”お口崩壊”

むし歯になっても削って治療すれば大丈夫だと思われるかもしれませんが、治療とはいえ歯を削る行為は、想像以上のダメージをもたらし、思いもよらない「お口崩壊」につながる可能性があります。

歯は一度でも削ってしまうと元には戻らないため、むし歯治療で削った部分をプラスチックや金属などの人工物で補っていきます。

そして、むし歯治療が終わるとむし歯の痛みが消えるため、「これで完治した」と思いがちですが、それと同時にむし歯が再発するリスクを新たに持つことになります。

詰め物はどんなに精密に作っても、人工物である以上、歯との間に少しずつ隙間ができてしまいます。

さらに、詰め物をしたということは一度むし歯になった部分ですので、ケアが行き届きにくいところであることに他なりません。

つまり、詰め物をした部分はむし歯が再発するリスクが高いといえます。

詰め物をした部分は5~7年おきに再治療が必要になるといわれています。

治療後と5年後の比較

そして、治療のたびに歯は削られ、やがて「詰め物」が「被せ物」に変わるようになり、歯の神経までも失って、最終的に歯そのものを失うという「負のサイクル」に陥ってしまう可能性があります。

最初は小さなむし歯でも、治療による負のサイクルに一度入り込んでしまうと、そこから脱出するのは尋常なことではありません。

1本の歯からはじまるお口の崩壊ドミノ

しかしながら、歯は28本もあるので、そのうちの1本が抜けたぐらいなら支障はないと思う方もいらっしゃるでしょう。

実際、歯を失った直後は噛みにくさや違和感があるものの、時間が経つとそのことに慣れて、その歯がないことが当たり前になってしまいます。

そして、この時点ですでに「お口の崩壊ドミノ」は始まっているのです。

たとえば、奥歯の1本が抜けたことを考えてみましょう。

まず、奥歯1本を失うと、咀しゃく力は約半分に落ちるといわれています。

また、噛む度に本来抜けた歯にかかるはずだった負荷をその周囲の別の歯が代わりに負うようになります。

奥歯を失ったときの影響

これは家の柱が1本減ることに似ており、ここから1本、さらに1本と次々に柱がダメになっていく様子は想像に難くないでしょう。

そして、この状況は抜けた歯の周囲だけに留まらず、さらにその隣の歯、さらに反対側の歯にまでドミノ式(連鎖式)に広がり、最後は歯がボロボロになり、正常に噛めないという状況に陥ってしまいます。

予防・治療・メインテナンスで歯を守る!

ここまで、治療による負のサイクル、さらにはそれに続くお口の崩壊ドミノについてご紹介してきましたが、これらを回避する方法はあります。

それは、むし歯・歯周病を予防することです。

しかし、いくら注意して十分なケアをしたと思っていても、むし歯や歯周病になってしまうこともあるでしょう。

そうなったときでも、早期に発見し、早期に治療することで歯へのダメージを最小限に抑えることができます。

そして、早期発見・早期治療を実現できる唯一の方法こそが、歯科医院での定期的なメインテナンスです。

お口崩壊ドミノを止めるイメージ

大切な歯を治療の負のサイクルやお口の崩壊ドミノから守るためにも、生涯を通じて定期メインテナンスを心がけるようにしましょう。

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