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歯のコラム

2026年2月4日

最近、若い世代の間で、硬い食べものよりもやわらかい食べものを好む傾向が強まっています。

実はこの変化、単なる食の好みではなく、身体の発達に深く関わる問題として注目されています。

若い世代で進む“硬い食べもの離れ”と、その影響とは?

特に10代では「硬い食べもの離れ」が顕著で、お口の機能の発達に影響が出ている可能性が指摘されています。

硬いものを食べなくなった10代の男性

日本歯科医師会の調査では、10代の約半数が食事中にあごの疲れを感じていることが明らかになりました。この割合はなんと70代の2.7倍にも及びます。

さらに同調査では、若い世代で「滑舌が悪い」「食べこぼしが多い」といった症状も多数報告されており、10代の食べる力の低下が大きな問題となっています。

これらの症状は、近年歯科医療の現場でも重要視されている「口腔機能発達不全症」に該当する可能性があります。

口腔機能発達不全症とは?

口腔機能発達不全症は、2018年に保険適用となった病名で、18歳未満の子どもに見られる“お口の機能の発達の遅れ”を指します。

「食べる」「話す」「呼吸する」といった日常の動作は、噛む筋肉やあごの骨の発達と密接に関係しています。

これらの機能が十分に発達しないまま放置すると、噛む筋肉やあごの骨の正常な発育が阻害されるため、次のような問題が起こる可能性があります。

  • 歯並びやかみ合わせが悪化する
  • 顔の形がゆがむ
  • 発音が不明瞭になる(滑舌が悪い)
  • 鼻腔や気道が狭くなり、呼吸がしづらくなる
  • 噛む力が弱くなり、成長期に必要な栄養を摂取できなくなる

口腔機能発達不全症の症状

早期発見がカギ!見逃しやすいサインに注意!

口腔機能発達不全症は、早い段階で気づき、適切なケアを行うことで、多くの場合で改善が期待できる病気です。

しかし実際には、「食べこぼし」「ゆっくり食べる習慣」などの口腔機能発達不全症のサインは、子育ての中でよく見られる行動であることが多く、そのまま見過ごされてしまうケースも少なくありません。

口腔機能発達不全症の診断は「食べる」「話す」「その他(体格など)」のチェックリストに基づいて行われます。

以下にそれらの一部をご紹介します。

□ 咀しゃく時間が長すぎる/短すぎる
□ 食事の量や回数が多すぎる/少なすぎる/ムラがある
□ 「カ・サ・タ・ナ・ラ」行がうまく発音できない
□ いつも口を開けて呼吸している
□ 睡眠時にいびきをかく

お子さまのお口の機能に少しでも気になる点があれば、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

早めのケアが、健やかな成長につながります。

口腔機能発達不全症のチェックをする様子

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