



2026年1月14日
口腔内の健康を保つうえで、歯だけでなく“舌の状態”を整えることも欠かせません。
とくに舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」は、口臭や味覚に大きく影響する重要なポイントです。
鏡の前で舌を出したとき、「なんだか白っぽい…?」と感じたことはありませんか。
この白い付着物は舌苔と呼ばれ、食べかす・だ液の成分・口内ではがれ落ちた粘膜・細菌などが原因で発生する“舌の汚れ”です。
実は、この舌苔こそが口臭の大きな原因になることをご存じでしょうか。
舌苔に含まれる細菌が悪臭のもととなる物質を作り出すため、舌苔が厚くなるほど口臭も強くなりやすくなります。
さらに、舌苔が厚くなると味を感じにくくなることもあり、食事の楽しさが半減してしまうことも。気になる方は早めのケアがおすすめです。

舌苔は、厚くなるほど口臭や味覚低下のリスクが高まります。
とくに、次のような環境では舌苔が厚くなりやすいため注意が必要です。
歯みがきが不十分だと、口内に細菌やはがれた粘膜が残り、舌に付着しやすくなります。
だ液には自浄作用や殺菌作用がありますが、だ液の分泌量が減ると、これらが十分に機能せず、舌苔が厚くなる原因になります。
その他にも、口呼吸やストレス、無意識の習慣が乾燥を招くこともあります。
舌苔の予防・除去に効果的なのは毎日の「舌ケア」です。
次のポイントを意識して、無理なく続けてみましょう。
舌はとてもデリケート。やわらかい素材の舌ブラシがおすすめです。
舌の奥から前へ、優しく一方向に舌ブラシを動かします。少しずつ横にずらしながら、3回ほどで汚れをかき出しましょう。
寝ている間に細菌が増殖するため、朝のケアがもっとも効果的です。
一度に全部の舌苔を取ろうとすると舌を傷つけてしまいます。数日かけて少しずつケアするのが安心です。

舌のお手入れはご家庭でもできますが、間違った方法はトラブルの原因になることもあります。
強くこすりすぎたり、頻繁にケアしすぎたりすると舌を傷つけ、逆に口臭が悪化することもあるため注意が必要です。
当院では、一人ひとりのお口の状態に合わせた正しい舌ケアの方法を丁寧にお伝えしています。
舌の白さや口臭が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
